資材調達でのコストダウンについてはまず第一に調達すべき仕入先の検討モデル、第二に調達するバイイングモデルを策定する必要があります。
今回は仕入先の検討モデルとして調達市場モデルがありますが、その上位概念というかラフモデルである調達マップについて考えてみたいと思います。
1.調達マップの定義
仕入先を物理的な地域別に区分したものです。調達市場モデルに比べると地域横断的な概念と言えるでしょう。
2.調達マップの利用目的
このマップによりどの地域でどんな物(もしくは加工)がどんなコストで入手できるのか?急激な人件費上昇や電気、水道のインフラの整備状況で今後の調達性に問題はないか?をラフに判断することになります。
中国やBRICSでは自社が工場進出もしくは移転をする際の大きな判断材料にもなるはずです。
3.調達マップの例
例えば、日本で言うと長野県諏訪地区の精密加工業、東京大田区の中小加工業となりますし、中国では華南地区の精密加工業、華東地区の電子工業などです。
4.調達マップの策定方法
単純に地域別の仕入先を列挙したものではなく、業種やその地域の一般的な加工賃率、人材、インフラなど継続的に調達していくかどうかの指針となるべきものをマトリクス的に整理したものになります。
もちろん、調達マップは1年に1回以上は更新して最新の状況にしておくことが必要になります。
簡単ですが調達マップの解説はこの程度で次回は調達市場について解説したいと思います。
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