2008年7月14日月曜日

資材調達によるコストダウン(第15回)調達性能指標

今までの調達戦略、調達市場、調達モデル、調達戦術、調達折衝技術などはコストダウンの為の調達部門の機軸となるべきものでした。
 これに対して調達性能指標というのはコストダウンをはじめとした調達活動の結果指標もしくは進捗管理指標となるものです。
1.調達性能指標の目的と使い方
 この調達性能指標により調達部門の経営目標への寄与度だけでなく、最終的には調達部門を構成する要員の業務評価指標ともなってきます。
 仕入先を仕入先管理指標で継続的に評価することも重要ですが、調達部門を構成する要員の人材管理も継続的な活動では重要となります。
2.調達性能指標の内容について
 コストダウンについてはもちろんですが、QCDEの4つを分解すると次のような内容となるはずです。
あくまで一例です。
 1)Q品質
   受入検査での不良率、品質原因による生産ライン停止件数、停止時間、製品組込後の調達原因による不具合発生件数
 2)コスト
   生産高に対する調達金額低減率、分類別調達コスト低減率
 3)納期
   要求納期遵守率、分類別納期短縮率、納期遅延による生産ライン停止件数、停止時間
 4)環境
   受入検査での環境性能チェック不良率、製品組込後の環境課題発生件数

以上の内容となりますが、注意しなければならないことは業界別に調達性能指標のベンチマークがあるかといったらありません。
 したがって、他の会社の値がもし入手できたとしても個々の企業にとっては参考とならないということです。自社を客観的に管理する為の指標だと思うことです。率に換算すればそれは他の企業と比較はできますが、加工すればするほど自社の独自性が薄くなり訳が判らなくなります。
 自社の絶対値として経年でおっかけて改善されているのかどうかを評価すべきです。

 それでは、次回は完全にコストダウンのテーマから外れますが、調達部門の改善、改革に関することを述べさせて頂きます。

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