2008年8月20日水曜日

農商工連携のセミナーを拝聴して

昨日は広島県三次市で農林水産省と経産省が7月の法律施行に合わせて開催した農商工連携のセミナーを聞きにいきました。
 講演とパネルデイスカッションを含め約半日の内容でしたが、まず圧倒されたのはこの分野で長くコンサルティングを実施されている鳥巣さんの講演でした。
 毒舌をふるまきながら、今までの経験からの農商工連携の課題を熱く語られていましたが、官製の農商工連携ではなく身近な農商工連携を訴えられていました。大手スーパーによる生産者価格の低価格維持がもう限界にきていると思います。日本の食を守る為に、日本の消費者が食に投資することが必要となってきています。地産地消による地域経済の活性化は縮み行く日本経済(人口が50年もしないうちに半分になる事実)にとって必須です。私はサービス産業の育成にからめて日本経済の復興を考えてきましたが、老齢化と人口減少を考えていくと、農商工連携とサービスによる地域ブランド化による地方の再興(ルネッサンス)が、取り組むべきう重要課題ではないかと思い始めました。
 会場も鳥巣さんのブログではJA三次が参加されていたこともあり、農業の出席者と商工者の出席者が半々で会場は沸いていましたね。

 パネルデイスカッションも地元三次の農業者と商工者によるこういうところに中々参加したがらない方が中心のものであり、非常に身近に苦労されているところと法制度の問題が浮き彫りになりました。肝心なところ事業として大きくするところで法制度が足を引っ張っているわけです。法律を施行する前にその当りの整合性を取って頂きたいと思います。
 鳥巣さんのコメントも「仲良しクラブ」でもいいんじゃないか?というのは当を得ていたのではないかと思いましたね。無理して、事業継続するよりも仲良しクラブで終わらせるのもひとつの選択肢だと思います。企業でしたら、従業員の育成ということもありますが、小さな活動であれば一人一人の個人事業の集団な訳ですから、特定の個人に負荷がかかり過ぎてぎくしゃくするのであれば無理をすべきではないでしょう。
 特に後継者の問題は重要です。パネリストの農業者の方もはっきり言って若くありません。老齢者主体の農商工連携を立ち上げて、直ぐ若い人に魅力ある職場へと引き継がないと、その作業のつらさと農繁期に重なったときの対応など事業継続の課題は山とありますね。

 いずれにしても現場で実践している方々の意見を始めて聞くことができ、私にとっては非常に大きな収穫でした。当日は懇親会もあったようですが、三次から真っ暗な道を車で帰るのも心配なのでさっさと切り上げてきました。おそらく、鳥巣さんの発言内容で盛り上がったことでしょう。

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