代表的な分類として日本標準産業分類による定義がありますね。これは全ての産業を分類しているものですが、この分類では主に製造される製品の種別によって細かく分類されています。
例えば、金属加工業、印刷業、化学工業などで更に金属加工でもアルミ加工など細かく分類されています。
次にこのブログで進めていこうという分類ですが、これは日本標準産業分類というお役所による定義ではなく、どちらかというと民間が勝手につけた分類と言えるでしょう。といっても海外でも同様に分類されていますので、いいかげんなものではありませんね。
1.生産方式の特徴からの分類
①プロセス生産型
石油化学工業のように原料となる原油から装置を通じて、ガソリンや灯油などの製品がアウトプットされるものです。タンクや蒸留装置などの設備に依存されてきます。 また、様々原料を混ぜ合わせて作られるものもありますね。水と酵母にタンクでのプロセスを通じて製造されるビールなど大型の設備を使ってつくられるものが多いのが特徴です。
その他、ガラス、製粉などがそうですね。
②組立生産型
プロセス生産型に対して、部品を組み合わせたり、加工してひとつの製品を組み立てる製造方法がとられるものです。例えば、自動車や家電品、船、飛行機などがそうですね。
数点の部品の文房具から何万点で構成されるスペースシャトルなど多岐にわたっています。
ただし、このような分類で完全に製品が全て完全に分けられるものではありません。例えば、液晶パネルは前工程ではガラスに様々な加工をおこなうプロセス型の工程を通りますが、後工程では液晶以外の部品(ドライバー用ICや、TABテープ、偏光板など)を組立る組立生産型となります。
2.生産計画の特徴からの分類
2-1.見込生産型
販売の見込みや販売計画に基づいて立案された生産計画によって生産されるものですね。
在庫を置かないと販売できない製品になります。小売業の店頭に並ぶものはほとんどが見込みで作られたものになるでしょう。お客さんは製品を入手するまで待つ時間はありませんね。
2-2.受注生産型
注文がきてから作るものですね。受注の都度生産計画をたてて生産されるものになります。
お客さんからの注文をうけてその都度作るものです。生産計画に合わせて、材料を仕入れて加工しますから、製品を入手するまで時間がかかりますね。
2-3.受注組立型
注文がきてから作るものです。これも受注生産型と同様に受注の都度生産計画をたてて生産するものになりますが、受注生産型と異なるのは材料や加工品、半製品が事前に販売計画を元に見込みで作ら在庫されたものを組み合わせることです。おすし屋さんはネタとシャリを見込みで作っていて、お客さんからの注文の都度作っていますね。
したがって、受注生産より注文から製品の入手時間は短縮されますね。
2-4.受注設計生産型
注文がきてから生産計画が立案され、設計の工程計画を立案し、都度設計して図面を作って、その図面を元に材料を発注加工して製造するものになります。液晶の製造装置や大型の製造プラント、橋梁などですね。したがって、受注生産型よりも設計期間分、お客さんが注文してから製品を入手するまでの時間がもっとも長くなりますね。
このような生産計画別の生産がありますが、メーカーでは売れ行きの良い製品や季節で売れる製品では見込み生産型をとったり、受注する機会が少ない製品では受注生産型などと製品の販売特性や特徴に分けて生産されています。最近ではSCM(サプライチェーンマネジメント)やトヨタ生産方式などの導入により、受注組立生産を取る企業が多くなってきています。
このような生産の分類の中でこのブログでは受注設計生産型製造業の付加価値アップをどうすれば良いのかに的を絞って進めていきたいと思います。
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