2009年4月4日土曜日

探偵小説とコンサルティング(その1)

今回は探偵小説(敢えて推理小説と区分けし狭い分野での探偵小説としています)が、それと経営コンサルティングの共通点、相違点について考えていきたいと思います。直ぐ終了するかもしれませんが、長くなるかもしれません。
 まず、探偵小説について考えてみたいと思います。
1.探偵小説とは
 推理小説と区分したのは推理小説が海外もそうですが、日本においては特に森村誠一氏以降犯罪を引き起こすにあたった動機に着目し、人と人が絡み合う運命的なところを主眼とした社会派小説という色合いが濃くなってきたからです。
 すなわち、探偵小説とはコナンドイルや江戸川乱歩のように犯罪を引き起こした犯人探しの妙に主眼を置いたものと定義させて頂きます。(もちろん、この定義は経営コンサルティングと比較する為に私が定義した個人的なものですから、御容赦願います。)
2.探偵小説における手法について
 取り敢えず探偵小説というものを判り易くする為に定義させて頂きましたが、手法について述べたいと思います。ただし、ここで説明したい手法というのはトリックや謎解きの手法についてではありません。
 例として、ホームズのものを取り上げさせて頂きます。(全世界で一般的に読まれているものですし、探偵小説としては最も有名ですから。もっとも一番の理由は短編で直ぐ読みきれるものが多いので展開が掴み易いからです。)
 犯罪がおこってからもしくは依頼人からの依頼があってからのホームズの手法をみてみましょう。
3.ホームズの手法について
 1)日頃の情報入手
  ホームズは主要な新聞を数誌購読して事件や尋ね人など犯罪にかかわりそうなものを常時チェックしています。(犯罪以外は全く興味はありませんが)
  犯行現場に証拠となりうるものの情報入手。現在の犯罪捜査でも実行されている分析ですが、例えば足跡として残る土やタバコの吸殻の種類、毒物による反応についての情報を常に入手していますね。
 2)犯罪もしくは依頼人の情報分析
  よくホームズは依頼人やワトソンがどういう状態であったかを推測して驚かせることが多いのですが、依頼人の表面に現れている事象の観察による情報入手をしっかりしていますね。更に、ヒヤリングにおいては本人に確認しながら場所の情報や異常な行動の有無を確認して情報入手しています。
 3)暗転(仮説の立案と裏づけ)
  その後にホームズはワトソンの前から消えたり、別の事件に関わったりして何もしていない状態になります。舞台での暗転と同じく何をやっているのか判らないが、後で謎解きをするときに解説してくれますが、この暗転時に仮説を設定しその裏づけ活動をおこなっていますね。
 4)急転(仮説検証と別の仮説の急浮上)
  ホームズが再登場して活動を始めるのですが、後一歩のところで急展開します。別の仮説に気づいて物語が進展します。行き詰ったときに気づかなかった別の仮説を思いつくわけですね。そして、そのまま一気に解決(もしくは失敗)に終わることになります。

というところで次回へ

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