2009年5月4日月曜日

コストとプライスからの考察(その1)

コストとプライスについて考えてみましょう。一般的な感覚で考えると両方とも同じようなものと思い勝ちですよね。ところが、全く正反対の概念なんです。
1.コストについて
 コストを定義していこうとすると、原価という言葉が最も近いと思います。製造業の製品であれば原材料、加工費、運賃、梱包費などが原価にあたりますし、理美容などのサービスであれば時間当たりの賃金、電気水道代、家賃や消耗品費などが原価にあたります。原価といっても製品のように変動費(原材料など)が主体の場合とサービスのような形のないものですと固定費(人件費など)を按分した形で計算する場合で大きく原価の概念が変わってしまいます。
 また、製造業といっても委託加工を主体の企業であれば、材料は支給となってしまいますので、変動費よりも固定費が原価要素となってきます。
 すなわち、物という形があってもなくても顧客という消費者に販売する(提供する)為にかかる費用全てをコストということになります。
2.プライスについて
 プライスを定義すると今度は売価ということになりますね。消費者である顧客に物もしくはサービスを販売する(購入してもらう)価格となります。コストが原価要素の積上げであるのに対して、プライスは顧客によって一元的に決まってしまいます。
 ところが、顧客によって一元的に決まるといっても、提供者が決めることができるのが面白いところです。公共事業以外は提供者が売りたくない顧客に売らなくても良いという選択権を持っているからです。
ということで次回はより深く考えていきたいと思います。

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