2009年7月26日日曜日

コストとプライスからの考察(その9)

機能価値を前回目的と機能から記述させて頂きましたが、この機能価値の各々の構成要素を実際に把握するのに判り易い手法がTear Downという手法になります。もちろん、サービスというソフトもTear Downすることができます。
 掃除機の例からすると塵埃を集める機能は何かそれを実機を分解しながら確認していくことになります。機能が個々の目に見える「物」と完全に合致する訳ではありませんが、イメージは判りますね。
 例えば、掃除機の先端のブラシ、ほこりをたたき出す為の駆動ブラシ、ホース、筒などが塵埃を集める機能の一部です。これをパーツの点数や形状を確認しながらこの機能を構成する原価を算出していくことになります。
 また、美容院におけるサービスも同様に分解していくことができます。掃除機というハードがありませんので行動そのものを分解することになります。
 例えば、調髪という機能は顧客の頭の形状と髪の毛の流れを確認するという作業、顧客の要求仕様の確認(長め、短めのカット、前髪をふわっとさせたいなど)作業などに作業を分解してコストを算出していくことになります。
 このTear Downで重要なことをただ機能要素に分解してコスト構造を把握するのではなく、目的と機能の階層構造の関係を理解しながら原点指向で何が重要な構成要素であるか?無駄は何か?省くことができるものは何かということを考えるということです。
 更に重要なことは顧客にとって何が重要であるか?ということです。目的を果たす機能としては無駄かもしれないが、顧客にとって重要な要素を省いてしまうと逆の効果になってしまうからです。特に、サービス業での顧客とのサービスで効率性を追い求めていくと失敗する原因になってしまいます。
それではまた次回!

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