資材調達でのコストダウンについて概念を今まで説明してきました。実際的な中味についてはコンサルティングでの実践にて経験して頂きたいと思います。
ところで、この番外編では調達部門の人材に着目して改善、改革について述べたいと思います。
今まで述べてきましたようなことを調達戦略の立案から調達先への折衝、評価としての仕入先評価指標や調達性能指標で進捗管理を実施していくことになります。
調達性能指標でもちろん調達部門を構成する人材にまで着目することになりますが、あくまで結果指標です。
1.組織構造変革
調達戦略を実現する為の組織能力をあるべき姿に合わせてコストのほとんどを決める開発・設計部門との連携が図れる構造にシフトしなければなりません。
現時点では見積作業、納期進捗、欠品対策、品質課題といったオペレーション業務にほとんど工数を割いているのが現状であると思われます。これを今まで述べてきた活動に基づいて活動することによって調達部門の組織構造を見直しし、原価企画を中心とした調達業務に変革していくことになるはずです。
2.調達要員のスキル改善
組織構造が変わり、原価企画を中心とした業務となると、調達要員に求められるスキルも当然変わってきます。すなわち、調達原価を判断できる能力(コストテーブルや調達する物がどんな工程でどんな流通経路をとって生産されているかなど)が必要となってきます。
したがって、設計部門や開発部門などからの要員シフトや育成が必要となってくるはずですね。
従来のように、デモシカ先生ならぬデモシカ資材要員では役不足ですので、調達部門の長をCPO(Chief Procurment Officer)として強力な人材を配置するだけでなく、構成要員も社内の有能な人材をシフトさせることが必要となってきます。
ということで資材調達でのコストダウンはひとまず終了し、次回からは別途異なるテーマで楽しく進めたいと思います。
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