2008年6月19日木曜日

資材調達でのコストダウン(第3回)調達モデル その1

前回、調達市場について述べさせて頂きましたが、今回は調達モデルについての概論を述べさせて頂きます。

1.調達モデルの考え方(ざっくと)

 要は、調達という買う方法についての考え方ですね。。
例えば、身の回りの生活においてみると、例えば生鮮食料品はスーパー週に2~3回で下着や室内着はユニクロで季節変わりの時期といったように、購入する物やその種類によってどの店からどんな方法でどんなタイミングで購入するのか漠然と考えているはずです。
 この漠然とした購入方法を調達市場をベースに調達方法を個々の企業が定めたものが調達モデルとなるわけです。

2.調達モデルを導入するうえでの現状課題

 と言っても企業の買い方である調達モデルが1日で作成できるかといったらできる訳もありません。何故なら、買い方を決める前にどんな物をどんな方法で買っているのかが判らないのが現状だからです。

 何故判らないという現状なのか?というとまず第1に調達については調達部門の担当者に任せっぱなしであることが多いからです。
 見積の取り方や見積評価の方法を調達組織としてしっかり決めているでしょうか?
ほとんどの調達部門が数値で判っているのは仕入先別、調達品種別の金額やその推移といったところではないでしょうか?

 第2に調達部門が調達要求部門(多くの製造業の場合は設計部門)からの要求のまま、都度見積をとって調達活動をおこなっているからです。この場合では買い方もへちまもありませんね。調達代行者としての機能を調達部門がおこなっているからです。

 第3に製品のライフサイクルが益々短くなっていることです。この結果、調達品目は毎年どころか数ヶ月、数週間、ひどい場合は毎日変わるような調達をしているからです。
 また、生産設備などでは一品毎に調達するものが変わります。

 第4に生産設備だけでなく、生産量の変動の振幅が大きくなっており、短納期での発注が増え、仕入先と対等に価格交渉をしている時間が不足しているからです。

以上のような現状課題をかかえ調達の方法である調達モデルを整備し、調達によるコストダウンを図っていくのかについてはまた次回に述べたいと思います。

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